2021年11月24日より東京ビッグサイト青海展示会場で開催されているアグロ・イノベーション2021において「農カード」の取り組みについてセミナーが開催されたので行って参りました。
みなさん、「農カード」についてはご存知ですか?農家さんたちの写真入りカード。パッと見、トレーディングカードのようなテイストの非常にしっかりした作りです。産直ECサイトで販売している農家さんたちが参加している取り組みということなんですが、今回そちらを立ち上げた愛知県おがわ農園の小川さんがアグロ・イノベーション2021にてセミナーを行うということでしたので見学に行ってきました。
農カードはこれだ!
左側が表。フォーマットは決まっている。必ず顔出しの写真を使用。右側が裏面。商品のロゴ、QRなどを配置して産地情報やリピートの注文につなげていく。
なかなか楽しそうなカードではありますが、もちろん内輪で楽しむために作っているわけではなく現状の課題やこれからの農業のあり方に向けた強い想いが込められたカードになっています。
というのも農業系営業会社に勤務してから就農した小川さんから見て農業には「後継者不足、儲からない、休みがない」など課題が見受けられたということです。もちろんこれからもサスティナブルに農業を行っていくには「誇れる、憧れる、儲かる」業界にしていくことが求められます。業界全体を盛り上げるためにも消費者に興味関心を持ってもらうためのアイデアを考えていたようです。
周りの農家さん達を見ても皆さんそれぞれで想いの強い方々だったようなんですね。であればそれを情報として消費者に伝えていかなくてはならない。青森県で漁師カードという取り組みがあったのでそれをきっかけに農カードを立ち上げてみたそうです。
2020年8月11日にTwitterに投稿し、まず3名で立ち上げ。同8月22日に募集したところ一気に71名が集まって同8月31日(野菜の日)にスタートしたというスピード感。
現在は農家+業界関係者で150名以上のカードが完成しているようです。農家の皆さんは自分が主役の商品を送るときに農カードを添付しているのでモチベーションにも上がりますし、カードを介してSNSで繋がっていっているようです。
もしかしたら業界全体を大きく巻き込んでいくような取り組みになるかもしれないですね。そうなれば産地にいる人にとっても「よっしゃ、農家やってみよう」となるかもしれません。
メディアは幅広く展開していて、最初に紹介した公式サイトの他に
【11月の旬 #農カード ピックアップカード】
No.002 @nishigakinouen
No.013 @wasounouen
No.017 @utsushi_no_mori
No.019 @nishidakajuen
No.036 @renkon_takenoko
No.077 @asasimaringoen
No.083 @sakaturn
No.095 @hidamarinome
No.123 @sontyoandy
No.129 @IMOriginal52
宜しくなのだ😊 pic.twitter.com/Fd6GEFfSfK— お農ちゃん@農カードPROJECT【公式】 (@newfarmPROJECT) November 1, 2021
https://www.instagram.com/p/CWmoJupv02f/
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