【みんなの青果レポート】
幕張メッセで開催されたスーパーマーケットトレードショー2022に行ってきました
みんなの青果編集部からのコメント
最終日14〜16時の2時間だけだったので本当に一部の出展だけになってしまいますが、ブースを見学してお話を聞いてきましたのでサクッとレポートいたします。
PRTIMES配信のリリース
まず展示会場の入り口で大きく展開していたのが高糖度ミニトマト「オスミックトマト」。
8度、10度と甘いミニトマトを1年間通じて出荷。
その秘密は独自の研究で用意された土。この土が甘さを生み出すそうなのです。通常のフルーツトマトのように水を少なくして栽培する、、、わけではなく水はしっかり使う。なので皮が柔らかく甘みものったミニトマトが出来るということ。
糖度11度まで高めた贈答用。宝石のようです。
良いお値段のする高級トマトジュースもラインナップされていました。
続いてカット野菜のサラダクラブ。中部、九州エリアでは期間限定でキャベツが20%増量にして展開。
企業としてはキャベツの取り扱いが日本一!
カット野菜を使うことで家庭で捨てるゴミもなくなりますが、加工の段階で生じるロス部分も飼料にしたりなどして全体でフードロスに取り組んでします。賞味期限を長くする技術もその一つ。
千切りキャベツの鮮度保持技術を使って賞味期限を加工から「+7日」にした炒めるキャベツ。
先日みんなの青果にて紹介した村上農園のブロッコリースーパースプラウトの入ったミックスサラダもありました。
使ってもらったお客さんからのリピートが多いのがサラダクラブ商品の特徴ということなので、もっともっと幅広いお客さんにつかってもらえたらと広報の方からお話をお訊きしました。
静岡の808ファクトリー。工場生産で新鮮なレタスを出荷しています。
袋からレタスを直接食べるCMを静岡で流していて、県内での認知度はかなり高いとか。
https://www.youtube.com/watch?v=4bFBZ2vgHus&ab_channel=808FACTORY
このCMですね。袋をあけてそのままかぶりついてます。
加工品ではないのに賞味期限が付いています。注目すべきはその長さ。出荷時の品質を丁寧に管理、チェックしているからこそ設定できるのだそうです。
千葉県の葉っぱや。ブーケレタスを出荷しています。
元々は↑のような大きなカップケースでした。これも3層構造、湿気を抜く空気孔、レタスの茎を傷めずに安定させる形状とこだわりにこだわった資材。ただ最近はゴミが出てしまうことを嫌う傾向もあるためブーケ型の商品展開を始めたところ非常に良い売れ行きになっているそうです。
鹿児島県さかうえピーマン
ニチノウが展開する国産冷凍野菜 mikataシリーズ
冷凍野菜でも国産のニーズは高く、今回の展示会でも目立つ所にブースがあったため多くの人たちが足を止めていました。
冷凍焼き芋の試食をしていましたが、完全にスイーツでした。糖度は40度。
スーパーだと青果と冷凍食品で担当部門が違うことが普通です。mikataでは冷凍ケースをオリジナルデザインで作り、このケースごと青果売り場に展開する提案をしています。
また茨城の会社ということもあり国産の栗を使ったペーストの冷凍もありました。様々な大手ケーキチェーンで使われています。
冷凍のたらの芽は天ぷら用。季節や入荷量に左右されること無く使うことが出来ます。塩漬けになってないので無添加無着色。茹でて冷凍してあるだけの品です。
トレードショーが閉まるギリギリで行けたのが旭物産ブース。いろいろなカット野菜を展開してます。
昨年テレビできくらげが腸活になるというのがブームになったそうで、始めからきくらげを入れた野菜ミックス。
毛沢東スペアリブで人気、青山のシャンウェイが監修した野菜炒めセット。ドラマにも登場した名店です。調味料が入っており、電子レンジ調理で使えます。
こちらはとっておきの日にもぴったりなホテルサラダ仕様のカットサラダ。旅行や外食が減ってしまったからこそ、ディナー気分を味わいませんかという提案。人気レストランのシェフが監修した特製ドレッシングのレシピをQRコードで閲覧することが出来ます。
ここまで見たところで閉会の時間になってしまいました。トレードショーで生鮮の野菜はそこまで多くはないのですがどのブースもコロナ禍やエコなど最近の消費者意識に寄り添った形で楽しく美味しく野菜を食べてもらおうという提案型の商品が多くなっていると感じました。
もちろん日本の野菜が素晴らしいっていうのが前提ではありますが、まだまだ青果業界は面白くなりそうですね!!